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〒208-0013 東京都武蔵村山市大南3-134-15
バイエルン州は面積最大、人口はノルトライン・ヴェストファーレン州に次いで2番目。昔は領主が入り乱れ小国も乱立、1800年代初期は北の大国プロイセン領であった所もあり、北部フランケン地方は独自な地ビールとワインの文化圏。古城も多く残っています。
中小含めてドイツビール醸造業者の三分の一が、この地域にあるというから、ビール好きにとってはパラダイスともいえます。商業圏を広げて全国区になった地ビールを除けば、大半地元で消費されます。
隣接するブルワリーを歩いて巡る事も可能な所もあるので、この地域ではビーアライゼ(Bier Reise)でなく、ビーア・ヴァンダーヴェーク(Bier
Wanderweg )と云うそうです。山がちでアクセス良好ともいえませんが、自動車を利用できない旅行者も主要な街にあるマイクロブルワリーを巡るという事も十分可能です。
管理人は幸い何人かの友人がこの地域にいるため、その力を借りて地ビール巡りが出来ているわけで、それにしてもピアノ探しの間に、400程あるというブルワリーを訪問することは、恐らく無理ではないかと思います。とにかく、それぞれにひいきのビールをご紹介します。
この地域を大別すると、オーバーフランケンがローカルビール中心、ウンターフランケンはマイン川本流・支流域でワイン中心の産地。オーバ-フランケン地域はラウホにドゥンケル、ヴァイス、ケラー等色々なビールがありますが、その筆頭は色々な話からを総合するとバンベルク周辺のラウホビールではないでしょうか?
管理人も初めていただいた時は燻製香のあるビールに衝撃をうけ、以来ワイン中心だったのが、地ビール文化にも興味を持つに至りました。
ラウホビールは個性が強い為、好き嫌いは別れそうですが、麦を乾燥させるためブナのチップで燻すので、その香りがビールにも残ります。1400年代の味を引き継いで現代に感じることができるというレシピです。
ビールは大麦で仕込まれるのに対し、小麦を50%以上使用したヴァイス、ヴァイセ、ヴァイツェン(南部ドイツ以外の呼称)というビールもこの地域の定番。
南部ドイツのビールは、酵母濾過されていない物が多く、濁りがあります。日本酒で例えると、どぶろくみたい(?)。この濁り具合はブルワリーで異なります。
ミネラル豊かな無濾過ビールは、酵母が温度や輸送状況によっては働いてしまい、二次発酵をして味に変化が出てしまいます。大手のように長期保存や大量生産・長距離移動するビールでなく、短期に地元消費向き。
通常ビールといえば、透明感のある飲料という私達の感覚からすると違うものに見えます。
フランケンの最北部アシャッフェンブルクに家族が暮らす友人が、管理人の為に用意してくれた物はシュラッペ・ゼッペルの小麦モルツを使った上発酵ビール。限定生産でエディション3という物です。濁りがありアロマが強く、如何にも上面発酵のビールらしい味わいです。
ブルワリーは、創業1803年。1998年からブランドはEder&Heylandsの傘下で、杯統合された幾つかの銘柄を生産してはいますが、グループの半分以上がシュラッペゼッペルという人気アイテムだといいます。この銘柄に対しては伝統的レシピのビールを生産しているというお話です。
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